チーム全員を

イノベーションを生み出す人に変える

ANAの「DXによる働き方改革」を担うANAシステムズさんが目指すのは、"Be a Builder"。


現在、プロダクトオーナーのANAシステムズと、エンジニアとしてアジャイル内製化を支援する永和システムマネジメントとの混成チームのメンバーより、ユーザー企業やシステム子会社がアジャイル開発による内製化を推進しています。

ANAシステムズのキーマン二人に今回の取り組みについてお聞きしました。

島の上空からの眺め

​お聞きした方

室木 梨沙 さん

ANAシステムズ株式会社 デジタル・イノベーション部

ANAグループ社内の業務改善を推進し、ユーザ部門に足を運び業務コンサルを担当。昨年度からGoogleツールを用いたアジャイル開発に魅力を感じ、プロダクトオーナー代行をしながらアジャイルを学ぶ日々。今年は開発にも挑戦。ユーザと開発メンバーと共に創り上げるための関係づくりに奮闘している。

熊谷 成隆 さん

ANAシステムズ株式会社 デジタル・イノベーション部

成田空港にて現場の情報システム担当、その後インフラ関連のプロジェクト管理を経験後、イノベーション推進部門に参画。ANAの情報システム部門とも兼任し、ANAグループ全体のデジタルトランスフォーメーションとイノベーションを推進。アジャイル開発により業務効率化ツールを多数社内に展開中。

ANAシステムズ株式会社について

ANAグループのIT企業として、エアラインビジネスに直結した企画・提案、大型プロジェクトの受託開発、フィールドへの展開から稼働後のシステム運用まで幅広く品質の高いサービスをワンストップで提供しています。そして今後の成長の柱は、「豊富な経験と知見を生かしたプランニング事業」と「イノベーションの創出」に変わりつつあります。(https://www.anasystems.co.jp/)

Q:御社は「Be a Builder」をキーワードにアジャイル開発による内製化を推進しているとのことですが、そのきっかけ、経緯をお聞かせください。

室木さん

ANAシステムズ(ASY)は、ANAグループのシステム構築・保守を担当しているのですが、ただシステムを導入することを目的とするのではなく、その先に、ANAグループ全体の業務効率化や業務改革、すなわち「働き方改革としてのDX」に繋がることを意識して取り組んでいます。

近年では、その進展のために「Be a Builder」というキャッチフレーズを掲げ、さらなる開発内製化を推進しています。ここでの「Be a Builder」 には、コードを書けるようになるだけでなく、設計やマネジメントにおけるモダンな手法の使いこなし、さらには、企画やプロジェクト推進におけるさらなる主体性の発揮など、幅広い意味が込められているのです。

Q:「働き方改革としてのDX」について、もう少し詳しく教えてください。

熊谷さん

私たちのビジネスは、飛行機を飛ばしてお客様にご搭乗いただくのが根幹です。お客様に対してはANAアプリやマイレージクラブアプリ、自動チェックイン機、自動手荷物預機、スキップサービスなどテクノロジーを活用した新しいサービスを提供してまいりました。 一方で、それを生み出している側の従業員の働き方はどうだったかというと、2012年時点ではオフィスに居なければメールが見られず電話も出られない、会議では紙資料を配布して終了後に破棄、といった状況でした。これでお客様の期待に応えるサービスを提供できるのか、というのがANAの働き方改革の出発点です。


2018年からANA内でデジタルテクノロジーを活用した働き方改革に本格的に取り組み始めました。 「個人からチームへ」「創造的な業務へのシフト」をキーワードに掲げ、ネガティブな仕事を減らしてポジティブな仕事を増やすことで、社員がやりがいを持って持続的に働ける風土や仕組みづくりを目指しました。 最初に着手したのはRPAで、その成果を受け、AIやChatBotを導入してきました。また、永和システムマネジメントさんと業務効率化ツールの開発に着手しています。主にGoogle Cloudを基盤とする軽量なシステム群で、空港やオフィスなど様々な現場での業務効率化を実現しています。

Q:なるほど。ありがとうございます。内製化のための共創開発のパートナーとして、Agile Studio を選んだわけを教えてください。

室木さん

最初は、Google Cloudに詳しいベンダーさんだった、というのが出会いのきっかけです。当初は「アジャイル」というキーワードはありませんでしたね(笑)。

 

その後、PoCプロジェクトを短期間で複数同時並行に進めなくてはならなくなった時に、アジャイル開発のアプローチが有効だと実感しました。開発にはローコード開発ツールを利用するなど、スピードアップのための施策はとっていましたが、ユーザーとの対話や、リリースしてふりかえることを繰り返すなど、アジャイル開発のエッセンスをこの期間に体感できたことは大きかったです。

 

PoCの後は、本格的な開発を複数、同時並行で進めることになったのですが、今考えると、PoC期間でアジャイルの感覚をつかめたことと、永和さんメンバーと私たちとの一体感が醸成されたことが、乗り越えられた成功要因だったと思います。

(図:共創開発にいたるまでのステップ)

熊谷さん

あと、本開発の合間を縫うように、お互いの開発拠点を使った「共育イベント」も効果的でしたね。PoCで開発したシステムの設計方式や実装の進め方について、モブプログラミングで一緒に開発したのですが、これがとても刺激的で良かったです。この経験が、今の共創開発のベースになっていますね。

(写真:Agile Studioでのモブプログラミングの様子)

※この写真は、2019年11月21日 当時のものでコロナ禍前のものとなります。

Q:内製化にいたるまでのステップと、そこで培ったチームワークがポイントだったとのことですが、初めてご経験されたアジャイル開発について、今までとの違いを実感されたのはどんなところですか?

熊谷さん

まずは、「ふりかえり」ですかね。今までも、もちろんチームや部署で課題の掘り下げというか、問題点を共有するためのミーティングは実施していましたが、定期的にチームが主体的に取り組むスタイルは新鮮で、かつ、とても改善に効果があることを実感しています。

 

もう一つあげるとすると、ユーザー(ASYにとってはANAの各ユーザー部門)とのかかわり方が変わったということでしょうか。ユーザーとのレビューを頻繁に、かつ実際に動くものをベースにして進めるので、今までよりも誤認や仕様齟齬が発生することが減りました。出来上がったプロダクトに関しても、「自分たちの意見が反映された、とても使い易いシステムになりました」というお言葉をいただけて嬉しかったですね。

Q:現在の内製化チームは完全にリモートとのことですが、リモートの難しいところ、苦労された点はありませんか?

熊谷さん

ユーザーとの要件調整をリモートで行うことは苦労しました。会議後のちょっとした時間に本音を聞き出していたので(笑)

開発においては、元々、永和さんとリモートで進めていたので慣れており、リモートにそれほど戸惑いはなかったです。むしろ、完全リモートであるが故に、モブプロがやりやすいなどの利点を感じています。実際に顔を合わせてコミュニケーションを深める機会は作りたいですが。実作業面では、オンラインのホワイトボードサービス(miro)やZoomをフル活用することで、大きな問題なく進められていると考えています。これも、永和さん中心に考えていただいたチームビルディングがポイントだったと考えています。

(図:リモートホワイトボード miro)

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