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  • 平鍋健児

金融DXパネルやりました - Agile Japan 2021

更新日:11月18日


どんな話?

2021/11/16 に行われた,Agile Japan Day1 にて,銀行でアジャイルに取り組む方々とパネルディスカッションをしました.テーマは「ハートで創るデジタルバンキングと金融DX」.


概要:「ハート」(=大切にしていること)を、北國、ふくおか、きらぼし、3つの銀行の現場の方をパネリストに迎えて語ってもらいます。銀行は人や地域との繋がりをビジネスと社会貢献の基礎にしています。実際のデジタルバンキングの開発で大切にしていることを「社会ーデジタルバンクーアジャイル開発」と縦につないで、アジャイルの心を語り合いながら、組織変革、人材育成、受発注、職場の働き方などにまつわる苦労話を引き出します。


組織改革やDXにまつわる話を「銀行がアジャイルに取り組む」という大きな文脈で,その共通点や課題をあぶりだそう,という企画です.時間が20分という中で,ポイントを絞って大喜利形式でのパネルディスカッションとなりました.


大喜利スタート!

銀行もこれから変わらないといけない,という危機感を,3人の方がともに発言されてました.周囲の変化の激しさを経営が感じている,ということだと思います.


また,違った業界からこられた岩間さんと松崎さん.松崎さんは,ゲーム業界からで,おもしろそう!可能性がある!と感じて入ったというのも印象的でした.

カルチャーギャップ

やはり「銀行」は「お固い職場」という印象があります.ソフトウェアエンジニアのみなさんは,中途でこられた方も多く,その


文化的・習慣的な衝突というかびっくりもあったようです.

  • お菓子食べちゃいけないの?

  • 空いてる席使っちゃいけないの?

など,エンジニア文化と銀行文化の常識のずれは大きそうです.


後で岩間さんにお話を聞くと,このような一見横紙破りな行動があったおかげで,「会議室ではOK」とか「水はOK」とか,内部ルールの変更もいくつか行われたようです.外から入った人は,無邪気に(悪気なく)「なんで?」と質問することがあります.いい機会と捉えたというのは既存文化を変えるときの,外部から来た人の1つの大きな役割なのかもしれません.上であげた話は瑣末かもしれませんが,チーム運営やコミュニケーションでも同じような衝突は起こるでしょう.


そんなとき,それを拾って変えていくのも,外部と内部の接合点となる人の役割なのでしょう.既存文化を持った繋ぎ役の役割が大きいのかもしれません.そこで議論が起きる.最初は「なんだあいつら」だったものが,2回3回と話をするうちに,本音で話せるようになる,と.そして,今後,銀行員っぽくない人を採用する度量,というのも新しいテーマなのでしょうか.


教訓:中途採用の無邪気な問題提起,重要.中にいる繋ぐ人,超重要.


成果にあせる

中途採用で入ってきたエンジニアは,成果にこだわり,自らプレッシャーをかける人が多いのだと言います.エンジニアとしては分かる気がします.しかし,銀行側は長い目で人材の成長をみてるんですね.


教訓:成長が成果だよ.


アジャイルへの誤解

これもあるある,ですが,経営層が「アジャイルは速くできるんだよね」というような,短絡的な誤解をしているケースもあります.北國では過去の(苦い)経験から「組織が学んだ」そうです.今ではそういう誤解はなく,話ができていると.ふくおかでも,経営判断としてアジャイルに取り組んでおり,アジャイルがミッションになっているとのことでした.


教訓:理論でなく痛い経験から,組織として学ぶ


まぜまぜチーム

新規のフロント側の開発でも,中途の人,システム部の人,業務の人,いろんな人が関わります.できるだけ,まぜまぜチームを作るのがよい,という話.

また,白石さんは,今は内製にこだわり,既存のシステム部門から人を受け入れてトレーニングして,新しい開発方法でできるチームづくりを始めているそうです.

全く違う部隊とも,インターフェイスをとらなくてはいけない場合もあります.さすがにまぜられなくても,定期的に情報交換したり,同期をとることの大切さも語られました.


教訓:なるべく異文化を混ぜる.まぜられないところとも,定期的に話す.


時間があっという間にすぎ,最後のお話です.


白石さんは,銀行は今までのような目に見える資産だけでなく,人脈や能力などといった「見えない資産」をつなげる存在にならないといけない,と.そんなビジョンを掲げて,新しい銀行の設立に関わっていきたいとのこと.アジャイルもはじめたばかりで,これからぶつかるであろう課題を,今日の話の中で整理がついたとのことでした.


岩間さんは、北陸地域とエンジニアの両方を幸せにしたい! とのこと。北國銀行のDXのそもそもの目的も、地域の活性化ですもんね。私も福井ですし、協力して盛り上げていきたいと思いました。


松崎さんは,銀行ができるんだったら、他でもできるはず!いろんなことに挑戦して、誰かにとって、元気、勇気、行動を起こすきっかけにできるような取り組みをしていきたい!といった意気込みを話されていました.


感謝

この後,二次会として一時間くらい裏番組として,このパネルディスカッションが続きました.長い間ご参加いただいたみなさん,ありがとございました.

パネルの機会をいただいた実行委員会にも感謝します.

また,本音で議論をしていただいた,白石さん,岩間さん,松崎さん,ありがとうございました!(背景はご当地っぽいものが...)






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