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  • 岡島幸男

miro でシンプルワークショップのススメ

岡島です。


これまで何度か、開発現場における miro の活用事例について紹介させていただきましたが、私はアジャイル開発の現場以外でも、ワークショップやチーム活動で miro (+会話用にZoomなど)を利用しています。

miro は多機能なので、使い慣れない方がいざ「使ってみよう!」となっても、気おくれしてしまうこともあるかと思います。そこで今回は、miro でワークショップを成功させるための、一番シンプルな方法をまとめてみました。


付箋だけ使ってみる


miro にはたくさんの機能があり、画像や図形など、ありとあらゆるものを貼り付けることができます。

ただ、ワークショップを運営する分には、付箋(sticky note)さえあれば十分です。オフラインでのワークショップでも付箋はよく使われるので、参加者にとっては敷居が低く、オンラインに慣れない人にも直感的に使ってもらうことが可能です。


miro のボードは広く、最初は何をして良いかわからないこともあります。なのであらかじめ frame で枠を作ってあげて、その中に sticky note で何か説明書きを入れるところからスタートすると良いでしょう。


シンプルなワークショップ。「第1回」「第2回」などを frame で囲んでいる

なんでも書いて残しておく


ワークショップは単発の場合もあれば、複数回にわたるものもあります。先ほどの画像は私がファシリテートしているチームのもので、月に一度程度ワークショップをしてるのですが、間隔が開くと内容や文脈などを忘れてしまうことも多いです。なので、なんでもちょこちょこと、ボードに付箋やテキストで記録しておきます。


miro はホワイトボードをオンライン化したものなので、当然使い方はホワイトボードそのものです。要は書き残すことに意義があるわけで、ちょっとした思い付きや記録メモであっても、ボードにそのまま残しておきましょう。


必要になった時点でアプリを使う


慣れてきたら、付箋だけでなくアプリ(Apps)も使ってみましょう。

次の画像は、とあるチームで利用しているボードです。キックオフにワークショップを開催したのですが、そこでいくつかタスクが生まれました。そこで、このチームでは、Kanban アプリでメンバーそれぞれのタスクを整理することにしました。

Kanan アプリを活用しているチームのボード

もちろんタスクかんばんは付箋で実現することもできますが、専用アプリを使うことで、より手軽に扱うことができました。「効率が悪いなぁ」とか「わかりにくくなってきたなぁ」など、改善の必要性を感じたら、アプリを探してみることをお勧めします。miro には非常に多くの Apps があり、様々なシチュエーションで役立ちます。


大人数でもボードは一つ


miro は高性能で、50人を超えるような大規模なワークショップにも十分対応できます。人数が増えると複数のボードにグループ分けしたくなるかもしれませんが、そうではなく、一つのボードに全員集合しましょう。参加される方にとっては、他のグループでのやり取りを気軽に見ることができますし、運営側にとっても、一度にすべてを眺められる嬉しさがあります。

9グループ、総勢50名強にて実施されたワークショップの様子

画像は、ニッポンダイナミックシステムズ様の社内イベント「NDS SI Developers Day」でのワークショップの様子です。ご縁があって企画とファシリテーションを担当させていただいたのですが、壮観ですね。

まさに大きな部屋に集まってのワークショップの雰囲気です。あちこちに同時に増えていく付箋や、動き回るマウスカーソルによって、オンラインではありますが、一体感を強く味わうことができました。


この時は、miro と Zoom(ブレイクアウトセッション)を組み合わせました。ブレイクアウトセッションは、グループ分けが必要となるワークショップには便利ですが、その切り替え(メインルーム集合とブレイクアウトへの離散)は、ばたばたしがちです。


そこで NDS SI Developers Day では、miro の有償オプションのタイマーとチャットを使って、ブレイクアウトルームに分かれたままでの時間管理や一斉連絡を実現し、ワークショップをシンプルに保つことが可能となりました。


当然ながら、人数が増えると様々な環境(ネットワークやPCスペック)の人が混ざることになります。サポートに必要な人数も増えることもあり、リハーサルは念入りに行ったほうがよいでしょう。NDS SI Developers Day でも運営担当の方々がリハーサルの時間をしっかり確保されており、おかげ様でスムーズなワークショップになったと思います(それでも当日は時間的余裕がなくなり、一部内容の見直しを行いました。想定の2倍余裕を持ったほうが良いですね)。


大切なのはツールでなくて体験


ここまで、miro オンラインワークショップをシンプルに実現するコツを説明させていただきました。


miro は非常に強力なサービス(ツール)であり、私も愛用しています。しかし、あらためて言うまでもありませんが、一番大切で優先すべきなのは、参加される方の体験です。そのためにも、最適なツールや使い方を選び、できるだけシンプルに使いこなすのが良いと考えます。


いきなり数十人規模にチャレンジするのはハードルが高いので、まずは普段一緒に開発をしているメンバーだったり、部署の仲間との打ち合わせに使ってみて、どのような体験(使い心地)が実現できるか試し、ワークに参加される方のユーザー体験を設計してみましょう。もちろん、リハーサルも忘れずに。


最後になりますが、miro のアジャイル開発プロジェクトでの活用については、「アジャイル動画」にもありますので良かったら見てみてください。


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