- 木下史彦
Agile Studio が大事にしている4つの価値
Agile Studio プロデューサー の木下です。
Agile Studio がビジネス変革、DX支援を提供していくにあたり、私たちがこれまで大事にしてきた、そしてこれからも大事にしていきたい4つに価値について紹介します。

プロフェッショナルなチームを育て支援する
Encourage professional teams
アジャイル開発における仕事のやりかたは上から下への指揮命令ではなくチームが自律的に考えて行動していきます。チームでの活動が中心になります。
その上で、チームを構成する人たちがプロフェッショナルであること、卓越性を追求していくこと、チームメンバーの強みを活かしていくこと。こういったことができるチームを育成することが成功には欠かせないと考えています。
Encourage というのは私たちのコーチング哲学を表現するとても重要なキーワードです。技術や手法を教えることはとても大事なことですが、それ以上にチームを Encourage し、ひとり一人に気づきを得てもらうことを大事にしています。
思いを持ったリーダーに任せる
Empower enthusiastic leaders
アジャイル導入にしても、ビジネス変革にしても、DXにしてもそこに思いを持った人がいなければはじまりません。自分たちの組織をよくしていきたい、自分たちのプロダクトで世界を変えていきたい、そういった思いをもった人との出会いを大事にしていきたいと思っています。
リーダーという言葉は思いの熱量が高い人という意味合いで使っています。アジャイル組織変革の8段階のチェンジリーダーに相当する人です。人の変化を見逃さず熱量が高まっているメンバーをチェンジリーダーとして抜擢します。
Delegation ではなく Empowerment です。「好きにやっていい」と言って信頼し意志決定を任せ、支援していくことが大切です。自律的に動ける人だから任せるのではありません。任せるから自律的に動けるようになっていくのです。
Leaders は意図的に複数形にしました。リーダーもひとりでは気持ちが折れてしまうこともあるでしょう。最近ではチェンジリーダーもチームを組んで動いていけるような支援をしています。
共感に満ちた環境と言うべきことを言える人づくり
Empathize with people
言うべきことを言う。これは簡単なようで難しいことです。こんなことを言うと批判されるんじゃないかとか、馬鹿だと思われるんじゃないかとか、チームの和を乱すんじゃないかとか、逆に相手を傷つけてしまうんじゃないかとか、そういったことで言うべきことを言えていないということが多いのではないかと思います。ほとんどの問題の根本原因はこれではないかと思うほどです。
これを実行するには共感の態度が鍵になると考えています。
Sympathy ではなく Empathy です。Sympathy と Empathy の違いについては、私はこのビデオを気に入ってよく見ています。
Brené Brown on Empathy - YouTube
支援先の組織には共感の文化が深く根を張ってほしいと思っています。そのためにチームとコーチの関係づくり、チームメンバー同士の関係づくりをとても大事にしています。
変化はあなたからはじまる
Embrace Change
これは書籍『エクストリームプログラミング』の有名なサブタイトルです。私たちのアジャイルジャーニーはまさにここからはじまりました。
Accept ではなく Embrace です。これは変化をより前向きなものと捉え、活かしていくという意思の表れであると思っています。
「あなた」とありますが、他人事ではいけません。ここでいう「あなた」は自分自身のことです。支援先の組織やチームのことを自分事として考えるということを常に心がけています。
VUCAといわれる時代にあって、さらにその変化すらも自分たちで創り出していくという姿勢を持ち続けたいと思っています。
Agile Studio のテーマのひとつに人材育成があります。つまり、チームづくり、人づくりです。私たち Agile Studio ではこれら 4つのE を価値の中心に置いた支援を行っています。
「リモート見学」や「相談会」が可能です。会社単位で応募いただければセッションを企画します!
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