
岡島幸男
アジャイル受託開発の極意(#RSGT2022への道)
岡島です。
1月6日から8日にかけて開催されたRSGT2021に参加しました。キーノート、各セッション、そしてそれらをつなぐOST、Discordでの小さな会話。テーマが自然に収斂し参加者の中に浸透していくことを体験できたのが得難いです。スタッフの皆様、今回は特に大変だったと思います。ありがとうございました!
一つだけ心残りだったのは、今回自分がプロポーザルを出さなかったこと。
ということで、RSGT2022 には必ずチャレンジする!ということを宣言するためのエントリを書いてます。野中先生も書くこと大事!っておっしゃってましたね。
ここ数年、DXにとってアジャイルが切り離せないものと広く認識されたこともあり、プロジェクトからプロダクト、ベンダーへの発注から内製化へと、関心や人材も流動していることを実感しています。そのような状況において、受託開発を生業とする自分がどのようなアウトカムを出せるのかと考えるうちに、RSGT2021プロポーザルは締め切りを迎えてしまったのでした(RSGT2020は自分の数少ないプロダクトへの関わりエピソード)。
しかし今回参加してわかったのは、まだまだ受託開発の現場でのアジャイルにチャレンジしたり悩んでいる同志も多いということ。そして、Agile Studioにとってのプロダクトはその組織とビジネスなので、その作り方や育て方の知見をお話することはできるし、ニーズがあるかも、ということです。
ざっくりネタを書き出してみると…。
組織と事業戦略編 ~ 事業として成立させるために
ビジョンと組織能力
戦略的トランスフォーメーション
既存/新規事業のバランス
顧客編 ~ 受発注関係を超えた新しい形づくり
顧客との共創(参考:Agile Japan 2020)
内製化への対応
契約問題
技術と人材育成編 ~ 仲間を増やすことについて
技術転換(参考:Scrum Fest Osaka 2020)
エンジニア文化
マネジメントの役割
マーケティング編 ~ ビジネスとしてのアジャイル
ブランディングとメディア
マーケティングと営業の連携
KGI/KPIの扱い
プロジェクト編 ~ 成功と失敗にみるアジャイルの本質
アジャイル化のステップ
ウォーターフォールからの移行
ハイブリッド型の是非
こんなところでしょうか。すでにお話させていただいたテーマも再整理・最新化し、集大成的なものにしていけたらと考えているので、結構なボリュームになりそうです。それぞれのテーマはそれぞれどこかの場(今回は自社ウェビナーとさせていただきましたが、それに限らず)で発表し、RSGTで総まとめにチャレンジするMCU方式が良い気がしています。1年間通じてプロポーザルし続ける感じです。
ということで、さっそく一発目、「プロジェクト編」のご案内です。
複数の成功・失敗事例を分析することで、一般に困難だと言われる一括での受託開発をアジャイル化するためのアイディアを整理します。例えば、ターゲットにしちゃいけない案件って?成功の定義をどうしたら?ウォーターフォールとのハイブリッドってどうよ?などなど。プロジェクト編といいつつ、Scrumやアジャイルプラクティスの紹介などはいたしません。

画像は作成中のスライドより。データを集めたり、プロジェクトで実際に起こったことをメンバーと話し合っているうちに、アジャイル受託に対するアプローチが見いだせてきた気がしています。ご興味を持たれた方、お申込みは以下Doorkeeperからお願いします!
https://esminc.doorkeeper.jp/events/116422