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  • 平鍋健児

スクフェス札幌で講演しました

更新日:11月18日

札幌は思い出多き土地で,アジャイル札幌,JavaFesta 札幌,えにしテック(and島田)さん,東京エレクトロンさん,とこれまでの繋がりがあります.また,ぼくも首都圏と福井を繋いで受託開発の仕事をしている,という共通点もあります.今回の講演では,

  • 初参加の方々にアジャイル入門

  • 最近のアジャイルの組織的な導入に関しての考察

  • そして,ぼくの会社(永和システムマネジメント)での受託開発の活動

をお話して,「自分たちではじめる,自分たちでつくる」ことをメッセージにしました.永和システムマネジメントは受託開発の会社で,アジャイル比率も50%.ウォーターフォールもまだまだ健在.でも,東京で先発したアジャイル事業部の後,田舎(福井)でアジャイル開発に情熱をかけるメンバーが徐々に増えてきて,顧客へのプレゼンスも上がってきています.


どんな考えで,どんなビジネスの形を作ろうとしているのか,やりたいことは何なのか,について,自分なりの視点でお話しました.


また,

  • いろんなアジャイルをスケールするフレームワークが現在現れたこと(SAFe/LeSS/DA/Scrum@Scale/Nexus + PMBoK7)

  • 逆に小さなチームが大きくなる過程で,自分たちで形を作っていくメガベンチャーのこと(Spotify/ユニコーン企業の秘密/Team Topology)

の2つから,「型にはめるんじゃなくて,自分たちの文脈から型が現れ,それを言語化し,戦略的に型を作る」という方向性が,よいスケールなんじゃないか,との最近の思いもお話しました.


特に首都圏から離れると,それぞれの場所での悩みが中心で,「自分たちにあったやり方でやる」ということが,自身の幸せと直結すると思うのです.単に型にはめるんでなく,現れる型を育てていくこと,その言語化.


やっぱり自分たちで考えること,自分たちの周りを変えていくこと,他人に変化を期待しないこと,が重要で,そんな「アジャイルの旅」の途中を応援したい,ということを言いたかった.


スクフェス札幌実行委員のみなさん,お誘いありがとうごさいました!


最後に,プレゼンの途中で描いた絵を貼っておきます.


描いた後で気付いたのですが, @kawaguchi さんから昔話を聞いた,エンタープライズアジャイルとアジャイルエンタープライズの話,島田さんと2年くらい前合宿で話したこと,最近 @kakutani さんとのTeam Topologies,の話で思いついたこと,などが合わさった絵になりました.


今,アジャイルが大きな動きになってきたときに,元々 SI の業界でWFやっていた人たちがエンタープライズでアジャイルを採用してきた動きと,小さなスタートアップが大きくなって自社プロダクトやサービスを形成してきた動きがある.名前が付いたり商用のアジャイルフレームワークがでてきたことで,型にはめようという動きがあるが,それらはやはり Thought Leader が抽象化して作ったもの.それと別に,実企業が自身の成長の中で独自の形(例: Spotify モデルとその消失)を模索してきた.それが Team Topologies のように形式知化して,「戦略的に」逆コーンウェイする動きもある.


一番右に,現在の4典型として

  • WF 万歳!

  • Agile フレームワーク

  • 自分たちの文脈でスケール

  • 小さく保つ

として,今のアジャイルの状況を書いてみました.


Mary Poppendieck が,「2000年以前設立の企業と,2000年以降設立の企業ではアジャイルが全く違う」と言っていたのと符合しているようにも思います.伝統的な企業が,文化を変化させてアジャイルになるのと,もとものソフトウェア中心で小さなアジャイルベンチャーが大きくなったものではだいぶ違うということなんでしょう.


さらに,もう一つ.組織的な学びを蓄えたり積極忘却することについては,野中先生のスクラムではもともと言っていたよ!というのも言いたかったことです.




またこんな議論がしてみたいな,と思いつつ,ぼくも福井と東京を結ぶ受託開発の会社として頑張るよ.


少し時間があまったので,Agile Studio のバーチャル見学もしてみました.


見学を受け付けています。職場やお客さまと複数人でお申し込みいただけます。こちらへどうぞ!




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