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  • 川西真紀

(イベントレポート)『アジャイルコーチ対談 組織を変えるヒントとは』第1弾

こんにちは。Agile Studio マーケティング担当の川西です。


前回、8/20(木)にAgile Studio リニューアル記念イベントとして開催されたウェビナーの全体像についてブログをアップしましたが、今回は3つある対談テーマの1つ目「アジャイルコーチの意義」について詳しい対談内容をお届けします。


(岡島)

コーチって怪しげで部外者がチームにやっていきて偉そうなことを言うようなイメージがあると思うのですが、そういう人たちに対してコーチはこういう意義があるというところを、お二人の哲学を交えてお話しいただけたらと思います。


(木下)

最初に行ったときに抵抗感や何をしに来たの?という雰囲気はあります。最初はスクラムチームの関係づくりを大事にしています。一人一人と話をしたり、最近だと1on1が流行っていますが、昔から個別にインタビューをさせていただいています。


(天野)

私は、アジャイルコーチをやる前にビジネスコーチの勉強をしていました。そもそも「コーチ」の語源を説明しますと、「コーチ」は「馬車」で「乗せた人を目的に届ける」のがコーチです。それを私の中では大事にしていて、まずは乗ってもらうこと、一緒にどこへ向かいたいのかを明らかにしてあげることが大事だと思います。

なぜアジャイルをやりたいかが抜けてしまうことがあるので、問いかけをすると議論になってくれたり、普段自分たちが思い込んでいることに対して、第3者意見を言えるところも大事だと思っています。


(木下)

アジャイル開発をやりたいんだけどという話をもらったときに目的を聞くようにしています。目的をみんなに付箋に2~3分で書いてもらって一斉にオープンしてもらうんですけど、全員ばらばらになり、同じ組織内の研修なのに目的が一致しない現状があります。

一番ショックだったのが、研修を1日やってアジャイルスクラムわかりましたとなるのですが、そもそもなんでこの研修をやっているのかという質問をされた受講者の方がいらっしゃいました。それでみんなで考えてみましょうかとなりました。


(岡島)

今回事前にいただいた質問の中で、導入をどうしたのかという質問があったので今のような質問をしました。アジャイルで導入は大事で、結構失敗したり、目的が揃ってなかったり、いろいろありがちなので、そういう場合は、参加者全員に目的を聞いてみるというのがいいということですね。旗振り役の人が熱い思いでいても、実際参加する人がそうでもないというのはわりとありがちですし。


(木下)

誰が旗をふっているのかすらわからなくなることもよくあって、だれだれがアジャイル推進と言っているらしいと言っていて、その人のところに行くと言ってないとなることもあります。


(岡島)

どのくらいの人数で導入することが多いですか?


(天野)

最小単位は、1チームが対象です。プロジェクトが始まっていままさにアジャイル進めなくてはいけないというところで研修をやりたいというのが多いです。5人、多くても10人くらいからスタートしていくというのが僕がこれまで見た中で一番多いです。結構昔からやっているので、最近はちょっと変わってきているかもしれません。


(木下)

多いケースは50人とかもあります。何チームかに分けて研修をやって、5~6チームで何人かのコーチで手分けしてやる形になります。


(岡島)

一人のコーチで何人くらいコーチングできるものなのですか?


(天野)

一人で2チームくらいが頑張れる範囲です。時期によっても違っていて、立ち上げから関わらせていただく場合は、朝会から一緒に参加して、スクラムイベントだけではなく日中の開発している様子を見たりします。立ち上げから落ち着いてくると、イベントだけ参加するというように時間が減りますので、複数のチームを同時に見れるようになります。


(岡島)

5人から何十人でも組織的な導入もできるが、一人で薄くみるというよりもわりと濃くみるという感じですね。


(天野)

増えてくるとコーチの人数も増えてきます。


(木下)

今見ているチームも、何チームか複合してというのもあるのですが、それぞれのチームでテーマが別々になってたりすることが最近は多いです。いきなり1つ大きなものを作るというのはたいへんなので、小さいテーマをいくつか選んでチームでやってみるやり方が最近多いと思います。


(岡島)

お二人ともコーチを始めて長いと思いますが、始めたころと今で一番違いを実感することはありますか?


(天野)

最近はチームから呼ばれにくくなり、組織のトップから呼ばれるのが増えてきています。なので50人とか大人数になります。だいぶ本腰をいれてくれるところだと、最初にアジャイル推進チームみたいなのを作ってくれて、窓口になっていただきながらやっていくこともあります。


(木下)

推進チームがあることが多くなってきました。昔だと実際のプロジェクトでやりましょうみたいなのが多かったですが、最近はパイロットプロジェクトで練習してからみたいなのが増えてきています。


(岡島)

1回アジャイルコーチとして入ると、どのくらいの期間お付き合いするものなのですか?


(天野)

3か月は最低いさせていただきたいです。


(木下)

3か月でもちょっと短いです。半年から1年ぐらいが多いです。


(岡島)

アジャイルコーチは、自社で育てている方と外から招く場合といろいろあると思いますが、お二人のように外から入っていく場合のメリットはありますか?


(天野)

自分は前の会社にいたときにXPというのを実践してやっていて、永和にきてコーチをやったときに一番悩んだのが、「やってくれない」というところです。自分がやるのはできるんだけど、それと同じように他の人もやってもらうというのができず、コーチとは名乗ってみたが、コーチ先のチームがXPをやれないというのが悩みでした。最近はそこそこテクニックもあるので、だいぶやってもらえるような伝え方とか、広めたいけど悩んでいるみたいな人たちの広め方をサポートできるようになってきました。このあたりが、コーチとしての一つの価値なのではないかと思います。


今回は以上となります。


アジャイルコーチの対談という形で話を聞くのは今回が初めてでした。

スクラムチームはもちろんですが、それに限らず、やはりコミュニケーションをとってチームでよい関係を築き、同じ目標に向かって進んでいくことが大事なのだと改めて感じました。


次回は3つある対談テーマの2つ目「リーダーシップ(チェンジリーダー)」について詳しい対談内容をお届けします。

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