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  • 川西真紀

【実録】アジャイル開発による内製化の取り組み

こんにちは。Agile Studio マーケティング担当の川西です。


11/26(木)にAgile Studio主催のウェビナー『チーム全員をイノベーションを生み出す人に変える ~ 永和システムマネジメントとANAのアジャイルな取り組み』が開催されました。


今回のウェビナーは、11月17日/18日に開催されたAgile Japan 2020で大変好評いただいたセッションのパワーアップ再演で、プロダクトオーナーのANAシステムズと、エンジニアとしてアジャイル内製化を支援する永和システムマネジメントとの混成チームのメンバーより、ユーザー企業やシステム子会社がアジャイル開発による内製化に取り組む意義や、実施する上でのコツをお伝えする内容でした。


現在の混成チームによる内製化(共創開発)にいたるまでは、「Agile開発への挑戦」として3つのシステムで同時に行ったPoC、「本格的なScrum開発の始まり」として、6つのシステムの本開発という段階がありました。

PoC段階の進め方の工夫でおもしろいと感じたのは、キーマンをみつけて、その人が叶えたい機能を先に作るというやり方をしたところです。ユーザが各部にいて優先順位を決めるのが難しかったそうですが、機能の重要性とかでなく、キーマンの人の心を掴んで、その人にまわりの人を巻き込んでもらって、開発をうまく進めたというのが興味深かったです。


現在は内製化を進めているところですが、今回のウェビナーの中で私が一番印象に残ったことは、内製化のチームで取り組んでいるアジャイル戦隊!スクスクスクレンジャー!!

開発メンバー9人を3つに分けて3人で1人だと仮定して動いています。

なぜこんなことをしているかというと成長を重視するためです。

新しく入ってきたメンバーがアジャイル開発、モダン開発にはスキルとして足りない部分があり、成長を重視していかないとこの先のベロシティがあがらないので、こういうことを試しています。


チーム決めはあみだくじ!チーム名は毎回ユニークなものが選ばれてて、最近だとおでんの具とか・・寒い冬にはぴったりですね。


スクスクスクレンジャーの一番のポイントは「1人でやるより勇気をもって、新しいタスクに挑戦できる」です。1人だといろいろ考えて最初の一歩がなかなか踏み出せなかったりします。今回のウェビナーの中でも話があったように、「とにかくやってみる!やってみて失敗したらそのときに軌道修正していけばよい」も3人でやれば勇気をもって挑戦できます。また、1人で悩んでいるとなかなか答えがでなかったことも、誰かにちょっと相談したらすぐ解決することもありますし、うまくいけばみんなでその喜びをわかちあえる。3人で1人というところがポイントですね。



最後に質疑応答の時間がありました。参加者のみなさまからたくさんご質問をいただきましたが、その中で参考になりそうな質問をいくつかピックアップしてレポートします。

Q.

バーンダウンの1つ1つのタスクは粒度をどの程度そろえてますか?

しっかり粒度揃えてタスクを起票しようとすると結構大変そうだなと思いました。

A.

タスク自体の粒度は揃えていません。長くても半日程度で終わるような大きさでやっています。ものによっては30分や1時間でおわるものもありますが、半日超えない程度でタスクを作るようにしています。たいへんかといわれるとそうでもなくて、ストーリーの中にみんなで合意しながらタスクイシューにしています。


Q.

朝会のスタンダードは15分と聞いているのですが、あまり時間は無いと思います。

朝会の目的は情報共有のみですか?

情報共有以外を目的としたプラクティスはやっていましたか?

私の所は、リモートで対面が減ったので、朝会において情報共有以外の事も話して3人で30分経ってしまう事もあり、どうなのかと思い質問させてもらいました。

A.

スクラムの教科書通りにやろうとすると昨日やったこと、今日やること、課題・問題点、周知事項の進め方なのですが、全部で13人いるので、1人ずつそれをやっていると15分で終わりません。しかもチームとしてはバーンダウンチャートの確認、プロダクトバックログアイテムの状態の確認、ふりかえりででたトライアクションがちゃんとできてるかの確認もやるので、最初の方は15分で終わりませんでした。スクラムガイドが最近新しくなったので、その内容を受けて朝会のやり方を変えてみて、もう少し短くすることもやっています。

朝会15分で終わらそうと思わないと終わらないので、長くなる話や特別共有することがある場合は別で時間をとってやるようにします。


Q.

個別作業の方が早いっていう常識に対抗するのが、とても大変でそれに逆らえず個別に作業しようとなってしまうのですが、どう説得すれば良いでしょうか?

A.スクスクスクレンジャーの話なのですが、最初やろうと言ったときもベロシティが遅くなるんじゃないかという意見も当然出たんですけど、まずはやってみよう。でやってみたらベロシティ変わらない結果になったと思っていて、だから本当に個別作業の方が早いというのは証明できていない気がします。まずはやってみましょうというのが一つかなと思います。遅くなるのではないかというのは根拠がないし、個別だと育たない、育つのが遅くなってしまうのはどうするのかということを議論していて、結論がでないならやってみたらよいと思います。とりあえずやってみて失敗したらやめればよいという感じでやっていて、外部からの圧力がないので、あまり説得するというのはありません。


Agile Studioには内製化支援のサービスがございます。

お困り事がございましたら、ぜひお問合せください。

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